大坪義明は退職後、保育園でアルバイトをしています

大坪義明は大手酒造メーカーで営業マンをしていました。同期の中では一番の販売成績を残し、そのまま出世街道をひた走る男でした。20代後半で結婚し、綺麗な妻と1男1女をもうけ、人もうらやむような理想的な家庭を作り上げました。
大坪義明の20代から50代は常に仕事仕事で、あまり子育てをしたことがありませんでした。今のようにイクメンもそんなにいない時代だったので、妻から子育てをしないことを責められたこともなく、それが普通だと思っていました。

大坪義明は60歳で退職をしたのち、すぐに大腸がんを患い、入院と手術を行いました。その入院先で、1人の小さな男の子と出会いました。その子は生まれつき体が弱く、入院生活を長く送っていました。その子は病院内のアイドルで、老人たちとのおしゃべりをよく楽しんでくれる感じの良い男の子でした。大坪義明もその子と何か話がしたかったのですが、何を話せば良いのか分かりません。そのまま何も話すことなく大坪義明は退院しました。
退院後、大坪義明は自分が出来なかった子育てを今からしてみたいと考えるようになり、近所の保育園で募集していた門番のアルバイトをすることにしました。毎朝、保育園の門に立ち登園してくる子供たちとあいさつを交わし、危険から子供たちを守るこの仕事、時給はとても低いですが今では大坪義明はこの仕事を気に入っています。

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